昨年の春。長年勤めた某自治体を退職して社会保険労務士法人に転職しました。
…というお話を書いた記事がこちら
あれから気がついたら、もう1年経っていました、激早ですねー笑
試験に受かっただけの社労士業務未経験&ど素人有資格者が社労士法人に転職して、果たしてどんだけ使いモノになっているのか?
気になりません??笑
巷の社労士業界に足を踏み入れるか迷っている社労士試験合格者のみなさまの参考になるかどうかは、謎です!

毎回相変わらずの誰得なブログですみません
初めての社労士業務!戸惑いまくりの1年だった
転職して最初の1年というのは、何をするのも初めての経験だらけで、新鮮といえば新鮮。
社労士業界の王道だと思うのですが、社会保険や雇用保険の手続き、就業規則や36協定の作成と届出、給与計算などなどをメインに担当させてもらっています。主に1号、2号業務というやつですね。
それこそ試験勉強では法律論や理屈は学び、ある程度は理解しているつもり…でも、実際の手続きを目の前にして、いーがぶ(e-Gov)とはなんぞや?からのスタート。はてなマークの連続でした。

試験勉強で社保や雇保の資格取得届を書くわけじゃないので、どれもこれも初体験
それでも「あ、ここで登場するコレはアレだったのか!」なんて、知識とリンクする瞬間が日々あったりします。
例えば、この時期にやってくる「労働保険の年度更新」も、40万円以上なら3回の延納が可能とか、試験の時はとにかく暗記していただけの数字と久しぶりの再会を果たしたり。

試験の時に必死で覚えた点と点が繋がる時感じ?
いやーもうね、慣れるまで大変なのはどの世界でも同じで、新しいことを覚えるための脳みそのキャパがぁーなんて叫びながらも、なんとか1年無事に乗り切った感でいっぱいです。
そして未だに離職票の数字が苦手です。育児休業の賃金月額証明も嫌いです。
とりあえず1年を通してひととおりの仕事を一巡し、そろそろ定例的な業務は手慣れてきて、最初はいちいち手引きを見ながら時間をかけてやっていた手続きも、最近は多少ノールックでできるように。
おかげで作業時間は短縮できているものの、細かい見落としが…多い。詰めが甘い。
これはもうわたしの悪いクセなのですが、効率や要領重視なところがあって、手続きなんかは多少返戻くらってもやり直せばいいかって思っちゃってるところもあり(アカン)。
その代わり給与計算は間違えられないので何度も見直しをして…いるわりには、時々やらかしています。
そのたびに顧問先のみなさまにはご迷惑をおかけしておりますが、いつも広くあたたかい心で受け入れてくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。…なんて、こんなとこ見てないだろうけど。
悩ましいのは「労務相談」と「助成金」
手続き関係はそれなりに慣れてはきたけれど、難しいなと感じるのが「労務相談」への回答。
主に顧問先様とはチャットワークを介してやり取りをしているのですが、時々飛んでくる労務系の相談に「どうやって返答するのが正解なのか」いまだに迷ったりしています。
いや、もちろん法律に則って明確に答えのあることはその通りにお答えすればいいんですが、世の中そんなにキレイに白黒はっきりつけられるものばかりじゃないじゃないですか?
自分なりに調べたり、代表や先輩方に相談したりして、お答えするまでに時間がかかってしまったりすることも。

そして、有給休暇に関する質問はけっこう多い印象
でも、きっとこういう「どうするのがベスト?」という微妙なところこそプロに相談したい範疇なんだよ、だからこそお金払ってもらってるんだよ、と思うと、わたしはまだまだプロになりきれていないなと感じたり。
そして、もうひとつ。どうしても慣れないのが「助成金」
弊社では助成金も積極的に受けているのですが、主に助成金は別の先生が担当されています。
だからといって「…助成金?わかりません!」というわけにもいかないので、表面的なことは手引きやマニュアルを読んでみるんだけど…難しい。
社労士が申請をミスっちゃうと損害賠償がーなんて思うと安易に手を出すのが怖い。
それでも、キャリアアップ助成金や両立支援助成金は教えていただきながら恐る恐る申請してみました、なにごとも経験!
数件だけだけれど、いずれも無事に支給決定が降りたとの話を聞いて心の底からほっとしました。
無事降りるまでがヒヤヒヤもので心臓に悪いですねぇ。労働局から電話かかってくると意味もなくドキドキしたり(悪いことしてるわけじゃないのに)。
助成金の「こういう場合は不支給になりますよ」みたいなルールと、普段の給与計算や就業規則に手を入れる時にうっかり相反することをしてしまわないかなーなんて気が気じゃない。

そう思うなら助成金もっと勉強したらいいやん

おっしゃるとおりで…
頼れる人がいるとついつい、助成金のことを聞かれても振ってしまう自分がいる。だから成長しないんだよな(わかってる)。
助成金の質問がくる→自分で調べていると時間がかかる→お待たせしてしまう→とりあえず詳しい先輩に任せる(スピード感優先)→解決して安心する(学ばない)→助成金の質問が(ふりだしにもどる)
労務相談も助成金もきちんと提案できるようにならねば、が2年目の目標です。
あ、わたし個人はまだまだひよっこですが、弊社は助成金のプロがいるので、安心してお任せください!
1号2号業務だけでは社労士としては未熟かもしれない
社労士業界が未経験とはいえ、ベースの知識があれば1号、2号業務はなんとかなるし、多少なりとも試験勉強は役立っているんではないかなという印象。
労基法ってなに?からのスタートだったら、きっともっとしんどいと思う。
そういう意味で有資格者であれば、新たに覚えることが少ないので、多少のアドバンテージはあるように思う。人事労務そのものが嫌いとかなら話は別だけれど。
ただ業界未経験だと正直、細かい処理の進め方がわからない。それが最初は少しだけストレス。
雇用形態に応じて社会保険や雇用保険に加入するとか、労働保険の年度更新や算定基礎、随時改定など、そんな制度があることはわかっていても、どうやって加入の手続きをしたらいいとか、届け出をするのに何が必要かとか。
そういうのをひとつひとつ調べながら、覚えながらこなしていく感じ。
とはいえ、こういうのは別に社労士業界だからというものではなく、新しい仕事に就く時には必ず生じることなので、あたりまえといえばあたりまえ。
ぶっちゃけ公務員時代には3〜5年スパンで人事異動の度に、まったくやったことのない(興味もない)ような仕事を「1週間後から担当してね!引継ぎは1日しかないけどね!」が常識の世界でしたから。
そう思うと全然マシというか、これから社労士として専門性を磨いていくと決めたのであれば、こういう積み重ねも大切なわけで。
公務員時代みたいに人事異動になればまったく畑違いの仕事で、覚えたこともあまり役に立たない…なんてことはないので、そういう意味でもやりがいはある。
あとは、社労士事務所や社労士法人と一言にいっても、事務所のカラーや人間関係もあるので、そこに馴染めるかどうかが一番大きいと思う。
社労士業界でも、けっこうブラック企業並みに残業続きや給料の低さ、パワハラに嘆く声も聞いたりするので、勤務社労士という道を選ぶ以上はそこは慎重にならざるを得ない。

まあ50代にもなると、そもそもこっちが選べる立場になかったりするんだけどね
だからといって、未経験開業するほどの勇気もコネも人脈もないようなわたしにとって、勤務しながら実務を勉強させてもらえる環境ってのはありがたい。
1年やそこら実務を経験したところで、独立して開業してやろう!なんて気はサラサラ起きていない。
今は代表のチカラで顧客がいて仕事ができている状態だし、なにより顧客は代表のことを信頼しているからこそ顧問契約をしているわけで、べつにそこにわたしの仕事っぷりがどうこうというのは無関係だからだ。
自分で顧客を取れる気もしないし、開業したところでわたしに仕事をお願いしたい!と思ってもらえるほどのクオリティでサービスを提供できるレベルにはまだまだない。それはそれで問題なのかもしれないけど。
なんていうんだろう、社労士としての専門性を活かして仕事しているというよりも、今はまだ手続き代行サービスのレベルでしか役に立っていないというイメージ。要するに3号業務をほぼ自力で完結できるレベルにない。
社労士として本当に使い物になるには、顧客の困りごとやトラブルにも解決策を提案したり、要望に応じたサービスを提供できたり、もっとコンサル的な動きができないとあかんなと思うわけです。
とりあえずは、必死で実務を覚えた1年目が終わり、これからはもっともっと使い物になれるべく2年目はもっともっと精進したいと思います。

そう思うならもっと研鑽しなはれ!



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